終活あれこれ

死後事務委任について


現在、日本の抱える問題のひとつとして、超高齢化社会ということが挙げられるかと思います。その中で、身寄りのない、また、なくなってしまったという高齢者の数も、非常に多くなっております。

このような状況の中で、その当事者は様々な不安を抱きながら、日々を過ごしていることではないでしょうか。その不安のひとつに、自分が亡くなった後のことの面倒を誰がみてくれるのかということがあると思います。役所などへの届出や銀行などに関する手続き、利用していた医療施設などへの支払い、葬儀のことや、自分のお骨に関すること、などなど、その不安は多岐に渡ります。

家族が遠方に住んでいて、なかなか頼れない、疎遠になっている、自分に何かあったときに面倒をかけれないなどの理由から、上記のような不安を抱くかたも増えてきているのではないでしょうか。

そのような事柄に対して「死後事務委任契約」というものがあります。第三者と自分の死後の手続きなどについて契約を事前に交わしておいて、自分の亡き後、その第三者が代わりに、様々な手続きを行っていくというものです。役所関係、預金関係、葬儀・納骨関係などの事柄について、定めておけるのです。

私は、浄土真宗の僧侶ですが、これまで多くの方のお葬儀や、その後のお骨に関してのことなどについて相談を受けてまいりました。自分が亡くなったら葬儀はどうしたいのか、お骨はどうしたいのか。何ができて何ができないのか。ちゃんと聞いてみると、そこには、自分の願望や悩み、不安などがあることに気づきます。葬儀などのことだけでも、多くの悩み、不安があるわけです。それ以外のことまで考えると、その不安は大きくなるばかりです。

「死後事務委任契約」はそのような悩みや不安なことについて、ちゃんと話し合い、契約という形にしていくことで、悩みや不安を取り除いていけるものだと考えます。

信頼のおける友人や親せきなどがいれば、そのような方とも契約書の作成はできますし、弁護士、司法書士、税理士、行政書士なども専門家として携わることは可能です。

僧侶として、そして行政書士として、そのような悩みや不安を取り除くお手伝いができればと思います。