宗教法人あれこれ

宗教法人の活動・運営の形の「見える化」


宗教法人の活動・運営は様々な形、方法があります。例えば「仏教寺院」でも、ひとつひとつの法人で活動や運営の方法は様々です。
そして、宗教法人には、どのような宗旨、宗派であれ、代表役員が置かれています。法人運営は、法人の規模に関わらず、その代表役員(または、そこの活動・運営を委任されている役職者など)の最終的な判断・決断で日々の活動がなされています。
しかし、その大なり小なりの判断や決断の連続から生まれる、法人独自の活動・運営に関する「情報」や「ノウハウ」は案外、代表役員以外の法人関係者は「知らない・分からない」というケースも多く見受けられることも事実です。
代表役員以外に、その法人関係者が活動・運営に関することを把握できてる状態であれば良いのですが、なかなか現実としてそれは難しいのかも知れません。普段の活動において「大きな変化」がなければそれは問題ないという場合がほとんどだと思いますが、問題となってしまうのは、以下のようなことが生じた場合です。

・代表役員の交代(突然の場合もあります)
・今まで関係性のなかった方が、法人に入るとき(入寺・養子縁組など)
・活動、運営を細かな部分から見直したい
・・・などなど

このようなことが生じたとき、血縁関係がある後継者などが、長い期間、活動・運営を共にし、情報を共有できていれば良いのですが、そのようなケースは今は少なくなってきており、後継者候補などが、離れた土地で違う職種で働いていたり、養子縁組などで、今まで付き合いのなかった方が法人運営に携わることになったなど、このようなケースでは、代表役員の交代や、法人活動の見直しなどを考えようとしたとき、なかなか円滑に物事が進まないことも多いことも事実です。
その原因はケースにより違ってきますが、一つの原因として考えられるのが、法人活動・運営の「情報」「ノウハウ」が代表役員などの「頭の中」にしか存在しないことが多いからです。その場合、このようなケースでも問題が生じます。

・近隣やその他の地域の代表役員が、代表役員不在となってしまう宗教法人の、代表役員を兼ねることになった。
・他の法人の代表役員が兼ねて代表役員となっていた宗教法人に、新たに代表役員となる方ができた。
・・・などなど

上記のケース以外にも、様々なケースで問題が生じてしまうことがあります。

そこで、日ごろからの法人活動における「情報」「ノウハウ」を、少数の関係者の頭の中だけに置いておくのではなく、規程集のようなものや、マニュアル化、フローチャート化などしながら、例えば「文書化」をしていくことにより「見える化」していくことが、上記のようなことが生じたときの、問題化、トラブル化の予防となっていくことと考えております。
頭の中にある「情報」「ノウハウ」は「知的財産」です。そのうえで生まれてくる「アイデア」も「知的財産」です。
行政書士は、その知的財産の保護・活用の支援にも日々、力を注いでおります。

一定の方の頭にある「知的財産」をデータ化、文書化し「見える」ようにしていくことで、問題が生じてしまうことへの予防だけでなく、今日、厳しい状況におかれつつある宗教法人の運営を改めて見つめ直し、そのうえで新たな取り組みへの発見や、継続事業の発展をさせていくことのお手伝いができると考えております。

宗教法人の活動や運営のことなど「見える化」していくことだけでなく、活動の見直しや、新たに始めたいことなどについても、お気軽に当事務所にご相談ください。

ひとりの現役の僧侶として、行政書士としてお手伝いさせていただきます。