終活あれこれ

終活とは


今回は「終活」について説明していこうと思いますが、最近特に「終活」という言葉を聞くようになってきたのではないでしょうか。
しかし、一概に「終活」と言っても、一体何をすることを指すのでしょうか。

「終活」とは「人生の終焉を考えることを通じて、自分を見つめ今をよりよく自分らしく生きる活動のこと」※①と定義されています。自らの人生を考えること、いつかは必ずやってくるその終わりを考えること、そこから見えてくる、今の自分の立ち位置や、自分の想いを確認することで、自分の歩んでいきたい方向、道を改めて考えていくことができる。そして、自分の「今」がより大事なものとなっていく。「終活」とは、私たちにとって重要な意味を持っていることではないでしょうか。

では、終活を行うということを考えたときに、私たちは一体、何をするべきなのでしょうか。というよりも、何ができるのでしょうか。

多くの方がとられる方法が「遺言書の作成」と「エンディングノートの作成」になるのではないかと思います。このどちらかを作成しているかた、あるいは両方の作成をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
では、「遺言書」と「エンディングノート」は何が違うのでしょうか。どちらも、その人の財産などに関する意志などを示しておくものになりますが、簡単に言うと「遺言書」についてはその有効性が認められれるものであれば、相続が開始したときに、法的な拘束力が発生することになります。一方「エンディングノート」は、財産のことについてなどを記すことができるものも多いですが、実際に相続が開始したときに、法的な拘束力を持つものとはならない点が、大きな違いではないでしょうか。

しかし、わたしはどちらにも良い点があって、どちらか一方にだけでも興味を持つことは有意義なことだと考えます。
まず「エンディングノート」ですが、これは最近では本屋でも様々な種類が扱われており、自身の気に入ったものを求めることができます。そして、法的なものではないからこそ、気軽に書き記していくことができ、割とカジュアルな感覚で進めていけるのも、良き点ではないかと思います。

そして「遺言書」ですが、遺言書あれこれにて、遺言書の種類やそれぞれの特徴を簡単に説明させていただいおりますので、そちらをご参照いただければと思いますが、遺言書は、やはりとっつきにくく、何だか難しそうというイメージをお持ちの方が多いのではないかと思います。実際にそうなのだと思いますし、だからこそ、弁護士や司法書士、行政書士といった、遺言書作成に詳しい専門家と話をしながら作成するということは、決して悪い選択ではないと思います。
難しいイメージ、時間や手間がかかるという点は確かにあるのかも知れませんが、法的な意味をもつということは、遺言者の意志が相続人にしっかりと伝わり、相続を揉めないものとする、大きなメリットが遺言書にはあります。

どちらも「終活」を考えていくうえでは、大切なものです。そして、これらを作成していこうと考えたとき、家族や相続人と一緒に「自分の意志」を基に、話し合いをしていくことができたら、それは一番良い方法ではないかと考えますし、それが「終活」の一番大切なことではないかとわたしは考えます。

遺言書の作成はもちろんのこと、エンディングノートのみの作成、また、エンディングノートを作成し、そこから遺言書を作成したいなど、様々なご相談に対応させていただきますので、どなたでもお気軽に当事務所までご連絡ください。

※① 一般社団法人 終活カウンセラー協会における定義