墓じまい・改葬など


近年、「墓じまい」や「改葬」などの言葉をよく聞くようになりました。遠方にお墓があったりすると、ご高齢の方にとってはお参りが難しくなってしまったり、仕事の関係などにより、お参りする時間が調整できないという場合や、故郷にお墓があるけども、その土地に住んでいた家族がいなくなり、お墓を護る人がいなくなってしまった場合などに、墓じまいや改葬などを考えるということが多いのではないでしょうか。
また、山林の中などにお墓があると、イノシシや鹿などの動物が出現するようになり、墓じまいや改葬が必要になったり、自然災害の影響を受けやすそうな場所にあることで、同様のことを考える方も多くなってきているように思います。実は私自身の実家のお墓も、家の裏の山中にあったのですが、イノシシが度々出現するようになり、お墓に近づくことも難しくなり、改葬を余儀なくされたという経験があります。
お墓のある場所というのは大きく分けて、市町村などが運営管理する「公営墓地」、民間業者などによる「民営墓地」、寺院による「寺院墓地」の3種類に分けられます。墓じまいや改葬をするにあたり、お墓がある場所によって、それぞれに適した手続きを踏まえた上で、墓じまいや改葬をしていく必要があります。

私は、行政書士でもありますが、現役の浄土真宗の僧侶です。これまで、お墓に関するご相談や、お骨に関するご相談を多く受けてまいりました。墓じまい、改葬は事務的な手続きがどうしても必要になりますが、今まで、墓じまいや改葬をしたいという方々と多くお話をさせていただいておりますと、事務的な手続きの不安だけでなく、先祖代々引き継がれてきたものを、自分たちの判断で形を変えていっても良いものなのか、悪いことをしているのではないか、失礼なことをしているのではないかなどの、精神的な不安を抱かれていらっしゃる方々が非常に多いという印象をお受けいたします。
また、墓じまいや改葬は、個人の判断だけでなく、関係する家族の理解も必要となります。もし反対する人がいるなら、なぜ反対するのか。逆になぜ、墓じまい改葬をしたいのか。お互いの意見について、じっくり話を聞いてみると、ご先祖の方々を敬う気持ちや、その土地への愛着などが見えてきたりもいたします。
行政書士として手続き面のサポートだけでなく、そのようなお気持ちの中の不安や悩み、なかなかこれまで家族などに話してこれなかった自身の想いなどについても、僧侶としてお話しを聴かせていただきながら、関わる皆さまがご納得できる、より良い方法を一緒に考えていけるのではないかと思います。

お墓のこと、お骨のことについての考え方はご家庭や各人によって、十人十色です。もし、墓じまいや改葬を考える必要性が出てきたとき、どのような形を作っていくのがベストなのか。行政書士として、僧侶として、じっくりとお話しを聴かせていただきながら、事務的な面、お気持ちの面でのサポートをさせていただきます。